『テクニカル主導で堅調推移。200日線を8ヵ月ぶりに突破』 今週のレビュー(10/19−10/23) 今週の南アフリカランド円相場は、週初6.37円で寄り付いた後、早々に週間安値6.36円まで下落しました。しかし、一目均衡表転換線に続落を阻まれると、 Original
『テクニカル主導で堅調推移。200日線を8ヵ月ぶりに突破』 今週のレビュー(10/19−10/23) 今週の南アフリカランド円相場は、週初6.37円で寄り付いた後、早々に週間安値6.36円まで下落しました。しかし、一目均衡表転換線に続落を阻まれると、 Original
ランド円レポート月曜版 〇ランド円、安値6.30、高値6.42レベルとなり狭い値幅での取引に〇先週のランドは水曜までほぼ動かず15日木曜の欧州市場序盤に下げる〇南アのラマポーザ大統領による経済復興計画を前にポジション調整の売りが出ていた様子〇今週は6.30レベルをサポートに6.45レベルをレジスタンスとする週と見る まず、先週の振り返り(ショートコメント)ですが「比較的狭い値幅での底堅い動きを考え、6.30レベルをサポートに6.50レベルをレジスタンスとする流れ」を見ていました。実際のレンジは、安値が6.30レベル、高値が6.42レベルとなり、予想レンジの中で更に狭い値幅での取引となりました。 先週のランドは、水曜まではほとんど動かず15日木曜の欧州市場序盤にやや下げたのですが、これは南アフリカのラマポーザ大統領による経済復興計画を前にポジション調整の売りが出ていた様子です。計画自体は80万人の雇用創出、失業給付金の3か月延長、インフラ投資といったものが柱でした。更なる財政悪化につながるリスクはあるものの、まずは経済復興という方向を示しましたが、発表後の反応は鈍く想定範囲内という見方だった様子です。週末の引けにかけては計画発表前に売りが入った分の買い戻しというポジション調整によるものだったと見られます。 ランド円は10月に入ってから横方向の動きを続け、もみあいのレンジも狭めと全く方向感の出ない状況となっています。今週も南アフリカ国内では目立った材料がありませんが、先週は中止となった大統領選TV討論会の内容次第では金融市場に動きが出てくる可能性があります。その場合、ドルランドやランド円にも動きが出てくる可能性はあるものの日本時間では金曜10時と週末直前の開催となることから、逆に動きにくくする材料ともなり得ます。 他にはこれと言ってトピックスも無いのでテクニカルに移りますが、今週は長期チャートとしてランド円の月足チャートから見ていきましょう。 日足や週足で見ても今年のコロナショック後は順調に上がってきているランド円ですが、月足で見ると2018年高値からの大きな下降チャンネル(ピンクの平行線)の中にいますし、2016年安値からの水平線(青)の水準を見ると、今年6月以降はこの水平線を上抜け仕切れないでいる点は長期的な観点からはやや気がかりといった感じがします。このあたりは頭の片隅に置いておく程度でよいでしょう。 いつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)もご覧ください。 動いていないことがわかりますが、今週も大きなトライアングル(ピンク)の中で、過去2週間のレンジ(青の水平線)の動きを繰り返すと見ることが妥当そうです。今週は6.30レベルをサポートに、6.45レベルをレジスタンスとする週を見ておきます。 注:ポイント要約は編集部 キーワード: FX情報 為替市況 為替相場予想 チャート分析 シェア ツイート 追加 新しい記事へ 古い記事へ 関連記事 トルコリラ(TRY)の記事 Edited by:山中 康司 2020.10.19 トルコリラ円ショートコメント(2020年10月19日) 実際のレンジは安値が13.22レベル、高値が13.43レベルと、値幅こそ狭かったものの史上最安値もわずかに更新する一週間となりました。 オーストラリアドル(AUD)の記事 Edited by:橋本 光正 2020.10.19 A$シカゴポジション(2020年10月13日現在) シカゴは豪ドルのロングを一気に減らしてきました。差引7,000枚のロングを落とし、ネットで3,800枚となり、ほぼスクエアとみて良いかと思います。 ニュージーランドドル(NZD)の記事 Edited by:橋本 光正 2020.10.19 […]
200日移動平均線に続伸を阻まれ反落。続落リスクに要警戒 今週のレビュー(10/12−10/16) 今週の南アフリカランド円相場は、週間6.43円で寄り付いた後、早々に週間高値6.44円まで上昇しました。しかし、強力なレジスタンスとして市場参加者に意識される200日移動平均線をバックに伸び悩むと、 Original
ランド円ショートコメント まず、先週の振り返りですが「以前のもみあいに戻してきたと見て6.20レベルをサポートに6.50レベルをレジスタンスとする流れ」を見ていました。実際のレンジは安値が6.30レベル、高値が6.46レベルと、わずか16銭の狭い値幅で落ち着いた動きになりました。 先週のランドは、特に材料があったわけではありませんが、先週は単なる偶然かもしれないと書いた親中国派のバイデン勝利イコール中国にメリットという見方もあながち間違っていないのかもしれません。というのもバイデン勝利の可能性が高まったことでトルコリラのレポートに書いた通り、トルコは米ドル建て債券まで発行したということもあるためです。 昨日にはバイデン前副大統領がトランプ大統領とのリードを広げ6月以来の9.8ポイント差にまで広げてきていることから、一層バイデン勝利の可能性が高まってきていることはたしかで、そうなるとランドはトルコリラとは逆に底堅い動きを続ける可能性があるのかもしれません。今週も特に目立った材料はありませんし、大統領選の第2回TV討論会も中止となってしまったため、先週同様に値幅は伴わないものの底堅い動きを継続しやすいという見方でよさそうです。 テクニカルにいつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)もご覧ください。 ピンクのラインは先週示したトライアングルの両線ですが、かなりレジスタンスに近いことから反落する可能性と上抜けする可能性の2つがありますが、トレンド的には上述の通りで底堅い動きが続くとなれば上抜けの可能性が高そうです。その場合、次の節目はトライアングルの直前の高値でもある6.50です。 いっぽうで下値は先週の安値6.30がサポートとなりやすい水準と言えます。今週も比較的狭い値幅での底堅い動きを考え、6.30レベルをサポートに6.50レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。 キーワード: FX情報 為替市況 為替相場予想 チャート分析 シェア ツイート 追加 古い記事へ 関連記事 トルコリラ(TRY)の記事 Edited by:山中 康司 2020.10.12 トルコリラ円レポート月曜版(2020年10月12日) 先週のトルコリラは、7日にドルトルコリラが上昇、翌8日には対円でも史上最安値を更新する動きとなりました。 米ドル(USD)の記事 Edited by:斎藤登美夫 2020.10.12 NY休場で原則小動き、最高裁判事公聴会注視(10/12夕) 週明け12日の東京市場は、ドルが小幅安。「寄り付き高・大引け安」に近い値動きで、緩やかな下降をたどっている。 ニュージーランドドル(NZD)の記事 Edited by:橋本 光正 2020.10.12 NZ$シカゴポジション(2020年10月6日現在) シカゴはNZドルロングを増やしてきました。差引1,700枚のロング増で、ネットで5,000枚に乗せてきました。 南アフリカランド(ZAR)の記事 Edited by:照葉 […]
約3週間ぶり高値圏へ上昇するも200日線が強力なレジスタンス 今週のレビュー(10/5−10/9) 今週の南アフリカランド円相場は、週初6.37円で寄り付いた後、翌10/6にかけて、週間安値6.30円まで下落しました。しかし、一目均衡表基準線やボリンジャーミッドバンドに続落を阻まれると、 Original
ランド円レポート月曜版 〇ランド円、安値6.12、高値6.41レベルとなり週を通してランド買いが続く一週間に〇テクニカルな観点からは三角もちあいをどちらかに抜けないと方向感は定まらず〇今週は6.20レベルをサポートに6.50レベルをレジスタンスとする流れ 今週はランド円となります。 まず、先週の振り返り(ショートコメント)ですが「もう一段のランド売りが出やすいと見て、6.05レベルをサポートに、6.30レベルをレジスタンスとする流れ」を見ていました。実際のレンジは、安値が6.12レベル、高値が6.41レベルとなり、前週安値を一度も割り込むことなく週を通してランド買いが続く一週間となりました。 先週のランドは、前週にそれまでのもみあいを下抜けランド売りが強まった動きに対して、そのカウンターで買い戻しが強まり再び3週前までのもみあいレンジに戻した動きとなっています。特に目立った材料があったわけではありませんが、ドル円が金曜までもみあいで動かない中、ドルランドは週を通してランドがじり高の動きを辿ったという、ポジション調整が主体の一週間となりました。 特徴的な動きとしては金曜東京後場にトランプ大統領のニュースが流れた時にドル円は円高に動きましたが、ドルランドではランド安に動き、他のクロス円同様に一時的に円高に振れたのですが、その後売られる前の高値を上抜けて高値引けになった点でしょうか。こちらもポジション調整が進む中で一時的に逆の動きが出たため、かえってその後の買いを強めたと考えられますが、バイデン有利を親中国派と見られているため中国に有利なことは南アフリカにとっても有利といった思惑が出た可能性もありそうです。ただ、これまでもバイデン有利で進んできたことを考えると、単なる偶然と捉えた方が相場観を誤らないような気がします。 さて今週ですが、南アフリカ関連では景況感の経済指標がある程度です。いっぽうで主要国では連日経済指標や講演等色々とありますが、ランドの方向性に影響を与えるというものはありません。経済問題やコロナ問題も目新しいものではありませんし、新たなニュースも出てきません。そうなるとテクニカルにと行きたいのですが、それも以前のもみあいに戻してきていることで、悩ましい状態です。 今回は長めに週足チャートから見ていきましょう。 これを見るとテクニカルな観点では動きが鈍い理由もわかります。史上最安値からのサポートと6月の戻り高値からのレジスタンスに挟まれてトライアングル(三角もちあい)形成中です。この三角もちあいをどちらかに抜けないと方向感は出て来ないと言えるでしょう。 いつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)もご覧ください。 動いているようにも見えるのですが、右端の目盛りを見ると6銭刻みに過ぎません。3週間前までが動かなすぎだったに過ぎず、この2週間は平均的な動きに戻ってきた程度です。そして先ほどの週足チャートにおけるレジスタンスラインが比較的近い位置にあることを考えると、今の水準より家では上値を抑えられやすく、逆に明確に抜けてくるようであれば、ランド一段高の流れになってくると見てよいでしょう。ただ、先に書いた通りで以前のもみあいに戻してきたと見た方がよさそうですから、先週後半の水準をサポートに最近の高値圏をレジスタンスと見て、今週は6.20レベルをサポートに6.50レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。 注:ポイント要約は編集部 キーワード: FX情報 為替市況 為替相場予想 チャート分析 シェア ツイート 追加 新しい記事へ 古い記事へ 関連記事 トルコリラ(TRY)の記事 Edited by:山中 康司 2020.10.05 トルコリラ円ショートコメント(2020年10月5日) 実際のレンジは安値が13.32レベル、高値が13.80レベルと、週初こそ史上最安値を更新する動きで始まりましたが、その後は比較的落ち着いた動きになったと言えます。 オーストラリアドル(AUD)の記事 Edited by:橋本 光正 2020.10.05 オーストラリアの8月貿易収支の予想 日本時間2020年10月6日朝9時30分に発表予定です。 ユーロ(EUR)の記事 Edited by:山中 […]
テクニカル主導で持ち直すも上値余地は乏しい。一巡後の反落に警戒 〇南ア円、トルコリラの下落につれ週明け6.11まで下落するも持ち直し6.36で越週〇南ア円テクニカルに回復の兆しが見られるがファンダメンタルズの弱さが続伸阻む〇南ア経済の弱さ貴金属市場低迷が重石 一巡後の反落要警戒〇来週の予想レンジ(ZARJPY):6.15ー6.45 今週のレビュー(9/28−10/2) 今週の南アフリカランド円相場は、週初6.16円で寄り付いた後、早々に週間安値6.11円まで下落しました(トルコリラ急落→新興国通貨急落→南アランド連れ安の波及経路と、金や銀など貴金属市場急落→南アランド連れ安の波及経路)。しかし、先週木曜日に記録した安値6.11円をバックに下げ渋ると、 Original
ランド円ショートコメント まず、先週の振り返りですが「以前のレンジに戻る動きを考え6.20レベルをサポートに、6.40レベルをレジスタンスとする流れ」を見ていました。実際のレンジは安値が6.12レベル、高値6.42レベルと、以前のレンジを下抜ける展開となってきました。 先週のランドは、週初から大きく下げる展開でスタートしましたが、同じ時間帯にドル建ての金が大きく値を下げていたことが最初のきっかけとなりました。そして、その下げが9月安値を下抜けたことから、テクニカルなランド売りを誘うことに繋がりました。また米国と中国との対立もひとつ保留になるとまた次が出てくるといった状態で、今週の大統領選TV討論会に向けて懸念が広がったということもランド売りの材料になったと考えられます。 今週は南アの経済指標も多く発表されますが、大統領選討論会も含めてランド売りに繋がる材料により反応しやすい流れは続くと見てよいでしょう。こればかりは実際に結果を見ないと何とも言えませんのでテクニカルに見てみましょう。いつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。 先週はドル円(下段)もドル高でしたが、それ以上にドルランド(中段)でのドル高・ランド安の方が動きが大きいことがわかります。ここからの動きを考えると8月安値5.96と9月高値6.50のフィボナッチリトレースメントを考えることになりますが、78.6%(61.8%の平方根)押しの水準が6.07となっています。同水準から大台6円が今後の下げていく流れでのターゲットとなります。 いっぽう上値は先週初に下げた後の戻り高値6.31を考えることが妥当です。今週はもう一段のランド売りが出やすいと見て、6.05レベルをサポートに、6.30レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。 キーワード: FX情報 為替市況 為替相場予想 チャート分析 シェア ツイート 追加 新しい記事へ 古い記事へ 関連記事 米ドル(USD)の記事 Edited by:斎藤登美夫 2020.09.28 トルコリラなど欧州通貨により要注意か(9/28夕) 週明け28日の東京市場は、レンジ内で乱高下。日米株価などをにらみ一喜一憂、上下に振れるやや激しめの展開だった。 ユーロ(EUR)の記事 Edited by:山中 康司 2020.09.28 ユーロは対ドル、対円で一段の下げか(週報9月第4週) 今週は戻り売りが出やすく、イベントの結果によるものの一段の下げを考え1.1550レベルをサポートに、1.1700レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。 トルコリラ(TRY)の記事 Edited by:山中 康司 2020.09.28 トルコリラ円レポート月曜版(2020年9月28日) 先週のトルコリラ円は、安値が13.59レベル、高値が14.01レベルとなり、トルコ中銀の利上げをきっかけに大きくトルコリラ高に進みました。 南アフリカランド(ZAR)の記事 Edited by:照葉 […]
脆弱なファンダメンタルズと貴金属市場低迷を受けて急反落 今週のレビュー(9/21−9/25) 今週の南アフリカランド円相場は、週初6.39円で寄り付いた後、早々に週間高値6.42円まで上昇しました。しかし、先週末金曜日に記録した高値6.50円をバックに伸び悩むと、 Original
ランド円ショートコメント まず、先週の振り返りですが「政策金利は現状維持となる可能性から、ランド円ももみあい継続、これまでのレンジの中で6.21レベルをサポートに6.43レベルをレジスタンスとする流れ」を見ていました。実際のレンジは安値が6.30レベル、高値6.50レベルと、思ったよりもランドは強い動きを見せ、7月23日以来の高値をつけています。 先週のランドは、注目された中銀会合では政策金利が現状維持となったことが好材料となりましたが、ドルランドの動きを見るとほぼドル円と同様のドル売り・ランド買いの動きとなっていただけでなく、円以上にランドが対ドルで買われていたランド高状態であったことが大きかったと言えます。 このランド高の動きは8月下旬以降強いサポートとなっていた16.55(4時間足チャート中段に引いたピンクの水平線)を下抜けたことでテクニカルなドル売りが出たことが要因です。その後週末には16.08レベルまで下げましたが、16.0の大台を前に自律反転を示しています。いつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。 週明けにはランド円が下げて先週の安値圏にまで押していますが、16.0を試せずいったん反発し、それまでのサポート水準であった16.55近くにまで戻してきていることがわかります。先週の上げがいったん失敗した格好となっていて、おそらくはそれまでのレンジの中へと戻してきたと見てよさそうです。 今週は特に目立った材料はありませんが、米中間の対立がいったんは落ち着いているように見える中で、中国が信頼欠く企業や国、個人を制裁対象のリストに加えると週末に発表したことから、特にtiktok等の問題で米国に対してどのような動きを見せるのかは気になるところで、何らかの動きが見られる場合には一段のランド売りにつながる可能性がありそうです。 今週は以前のレンジに戻る動きを考え6.20レベルをサポートに、6.40レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。 キーワード: FX情報 為替市況 為替相場予想 チャート分析 シェア ツイート 追加 新しい記事へ 古い記事へ 関連記事 米ドル(USD)の記事 Edited by:斎藤登美夫 2020.09.23 FRB議長はじめ、米要人による発言に要注意(9/23夕) 23日の東京市場は、ドルが小高い。今週初めには安値104円ちょうどを示現したものの、本日はそこから1円以上戻した105円台での推移となっている。 ニュージーランドドル(NZD)の記事 Edited by:橋本 光正 2020.09.23 ニュージーランド 8月貿易収支の予想(20/9/24) 日本時間2020年9月24日朝7時45分に発表予定です。 ユーロ(EUR)の記事 Edited by:橋本 光正 2020.09.23 ユーロ圏・米国の9月PMI景況指数速報値の予想(20/9/23) 日本時間2020年9月23日水曜日16時15分から順次発表予定です。 南アフリカランド(ZAR)の記事 […]