ドル円は前日海外市場での109円台から108円台前半までの下げを受けて、頭の重い展開に。オセアニア市場で108円50銭台まで買い戻しの場面も、すぐに値を落とすなど上値の重い展開を確認し、東京勢が本格参加してくるとドル売り円買いが本格化した。 今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)でのYCC(イールドカーブコントロール)協議との見通しを受けて、中長期債利回りが低下し、ドル売りにつながる格好に。日経平均が7日ぶりの反落となったことも、ドル円の重石となった。 午前中に107円91銭を付けるなど、ドル売り円買いの動きが広がったが、すぐに108円台に値を戻すなど、下値押しにも慎重姿勢が見られた。もっとも戻りは108円20銭前後までで、午後にも107円台を付けるなど頭の重い展開が継続した。 ユーロドルはドル安の動きを受けて1.13超えの場面も、ユーロ円の売りに押されて1.12台に戻すなど、方向感のない展開。 クロス円はドル円同様に頭の重い展開で、ユーロ円は朝方の122円60銭近辺から121円80銭近辺まで午前中に値を落とし、その後の戻りも鈍い。 MINKABU PRESS 山岡和雅 Original