ドル円 実需とみられるドル買いに小幅高 20日午前の東京市場でドル円は小幅上昇。朝方105.40レベルで取引が始まった後は、5、10日要因で輸入決済とみられるドル買いが10時前に強まり、105.62まで上昇する場面もありましたが、仲値決定後はそれ以上の買いは出ず、東京時間正午現在は105.50-55レベルで取引されています。日経平均午前は、昨晩米国市場でNYダウが400ドル超の大幅安となったものの、アジア時間にはいって米株先物がやや反発していることもあり、74円の小幅安で終了しています。 昨晩も海外市場では、米国の追加景気対策に対する楽観と悲観が交錯し、序盤には楽観的な見通しからリスク選好の動きが先行しましたが、大統領選前の妥結困難との報道が流れると、一転して株安に転じ、欧米の主要株価指数は軒並み値を下げて終了しています。ドルと円はどちらもリスク回避の買いが入ったことで均衡し、105.30-50レンジ内での小幅な値動きに終始しています。 テクニカルにもドル円はあまり変化なく、一目均衡表の「雲」の下、21日移動平均線に沿った動きが継続しています。ただ、一目均衡表の「雲」の下限はここから急速に低下してくるため、ドル円の取引がこのままの水準で継続すると、大統領候補の最終TV討論のある日本時間の今週末には、「雲」の中に突入することになります。そのため、特段新しい材料が出てこない限り、週末までは現レンジでの取引が継続しそうです。 ドル円日足 オーダー/ポジション状況 キーワード: FX情報 為替市況 為替相場予想 チャート分析 シェア ツイート 追加 古い記事へ 関連記事 米ドル(USD)の記事 Edited by:上村 和弘 2020.10.20 ドル円見通し 105円割れ回避からのジリ高継続だが上値も重く膠着状態が長引くケースか(20/10/20) 16日早朝高値105.49円から19日午前には105.50円へわずかに高値を切り上げ、安値も16日昼安値105.19円から19日夜の小反落時の安値105.30円へと底上げしてきている。 米ドル(USD)の記事 Edited by:照葉 栗太 2020.10.20 ドル円、米株急落もリスク回避のドル買いと円買いに挟まれ身動き取れず(10/20朝) 19日(月)の外国為替市場でドル円は狭いレンジ内で方向感に欠ける展開。 米ドル(USD)の記事 Edited by:上村 和弘 2020.10.19 ドル円見通し 105円割れをひとまず回避だが、市場全般のリスク回避感解消せず(週報10月第3週) 10月12日からは再び株安とドルストレートでのドル高、リスク回避的な円高という流れに替わり、105円割れ寸前まで下げたという状況だ。 「FX羅針盤」 ご利用上の注意 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。 […]